sorry.コーナー名未定:仮称:イカモノクロ、になっちゃうかな
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 今月も、こんにちは。突然ですが、コレを見てください。

◎手のひらにDA2(in F502i(iMODE))


 比較的新しい投稿作品なので、覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょ

うか。そんなこんなで、今月も


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 もっともっと共有財産を活かすための提案と実験


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を始めたいと思います。


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 まずは、「何故、電脳倶楽部で待ち受け画面?」の疑問におこたえしましょう。

今、携帯電話を持っていないから関係ない。という人も、ひとつ、お付き合いく

ださい。でも、結構ノーガキが長くなりそうなので、お急ぎの方は、F5キーを

押して、次区へジャンプしてください。




○せっかくの画像データをデスクトップ以外にも活かしたい

        ・ユーザー共有財産の「二次的な活用」

 私たちはユーザーは、皆で協力しあい、「皆で共有出来るデータ」という財産

を培ってきました。せっかくの財産なのだから、それらの「二次的な活用」も積

極的にすすめましょうよ。といったコトを、先月申し上げましたが、今月申し上

げたいことも、結局のトコロ先月と同じコトなのです。

 例えば、優れたマスコット的キャラクターのデータがあるのなら、「携帯電話

の画面内のキャラクター」として活用してみたくなるのが人情です。…かどうか

はさておき、このようなアプローチは目的も効果も明確かつ直感的といえます。

やっぱり、カタチにしていかなきゃ。ね。


        ・より多くの人に曲データを利用してもらえる可能性

 ちょっと日経っぽい言い方も混じりますが、少し勘弁をば。

 最近もっとも熱い競争の1つに携帯電話があります。いやー、本当にスゴイで

すよね。ある意味冗談みたいです。数十グラムの装置で、webにアクセス出来、

e-Mailも当たり前のようにこなせる機種も、続々、登場しています。で、そのよ

うな進化の過程で、携帯電話も「ビットマップディスプレイ」を持つのが当たり

前のようになってきました。そして、今後も、カラー化および高解像度化が進ん

だ機種がドンドン発表されるコトでしょう。

 でもって、ここでビットマップディスプレイが最も活躍しているであろう「携

帯電話を使った電子メールの交換」の本質を考えてみます。すると、「携帯電話

でのメール」ってヤツは、例外もあるでしょうが、パソコンを使ったソレに比べ、

圧倒的に短いメッセージを何回も交換する、という傾向があります(具体的には、

メールの入力デバイスが小さくなればなるほど、1回あたりの文章は短くなる傾

向にあります)。ここに、

                          また山の手線で人
                          身事故だって。1
                          5分位遅れそうだ
                          から、ドトールで
                          アイスでも飲んで
                          待ってて。

てな感じの典型的なメールがあるとします。このメール、現在の携帯電話のディ

スプレイ解像度があれば、十分に表示出来てしまいます。つまるトコロ、画面が

大きいにこしたことはないかもしれないけれど、「短いメールを受信出来る携帯

電話に必要な解像度」というものは、ここしばらくは、爆発的に上がることはな

い(でも、ジリジリと上がるのは確実)。等と思いませんか? 

 現在広く使われている携帯電話のディスプレイのスペック。2000年初旬におい

て、一部のカラー機種を除き、ほとんどモノクロ(二値)です。表示量ついては、

最も小さな画面で漢字で8×6文字。最も大きな画面で、漢字で10×10文字

表示出来ます。この数値は、NTT DoCoMoのiMODE機種の場合ですが、他の電話会

社の機種もだいたい似たような数字になります。また、ほとんどの携帯電話では、

12ドットフォントが使用されています。そんな訳で、

   最大で96×72~120×120ドットの二値ビットマップ画像

というものは、携帯電話を視野のスミッコに入れた場合、かなり有用な存在(コ

ンテンツ)と成りうるのです。実際、キャラクターのビットマップを配信するサ

ービスはウケています(というより、ビジネスになっちゃっています)。




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○では、そろそろ本題に入るとしましょう

 単に携帯電話の待ち受け画面を作るのも十分面白いコトだと思います。それで

も、せっかくX68kで用意したデータなので、X68kでも活用してみたい。というわ

けで、こんなモノを用意してみました。


●コマンドライン上のDA2                              =非対応メニューです
 注:以下の解説を良く読んでください。


 動作にピンとこなければ、F9キーをおしてコマンドモードに入ってください。

そこで、テキトー「>dir」とかやってみてください。どうです? ローテクっぽ

いですが、結構面白いと思いませんか。でも、ちょっと、ウットーシィかもしれ

ませんね。

 なお、上のサンプルプログラムでは、一部外字(ECA0~ECAF:電脳倶楽部では

使用していません)を上書きします。また、該当位置の外字は保存しません。各

自の環境で外字を多く設定している人は気を付けて下さい。





○実際の作業などなど

 ようするにもなにも、今回やっていることは、「(64×64ドットの)

*.TTLファイル作り」以外の何物でもありません。そのココロは、

        ・フォーマットが単純(というよりヘッダ+ベタイメージ)なので、応
         用がききやすい

        ・他に使い道を思い付かなくても、起動タイトル(title.sys)として使
         える

にあります。上のプロンプト変更も、「*.TTL→フォントデータ」変換プログラ

ムを比較的簡単にデッチあげ、後は、小手先というか、ローテクでチョイチョイ

なもんです。

 肝心なのは、とにかく「複数色のデータ」から「二値のデータ」にダウンサイ

ジングすること! プログラムで自動生成するもよし、手作業でコンコンとやる

もよし。




 そんなわけで、

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 今月の待ち受け画面(キャラクター)


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・ディスクアクセサリアイコンより「XVIちゃん」/澤田友伸
  電脳倶楽部第142号掲載(DA2-MN.PT4)を元に編集部(昇)が製作



◎待ち受け画面

●コマンドプロンプトに設定                           =非対応メニューです




・ヘルプファイル用のアイコンより「看護婦さん」/dummy.x.
  電脳倶楽部第137号掲載(NURSE3.PT4)を元に編集部(昇)が製作



◎待ち受け画面
 注:待ち受け画面用には、80×80ドットのモノを用意しました。

●コマンドプロンプトに設定                           =非対応メニューです




 今月の待ち受けてない(非)キャラクター

・ドライヴトレイアイコン。より/澤田友伸
  電脳倶楽部第142号掲載(2HD5-IN .PT4/CD-IN.PT4)を元に編集部(昇)が製作



●コマンドプロンプトに設定                           =非対応メニューです



●コマンドプロンプトに設定                           =非対応メニューです


 ※待ち受け画面があるモノについては、GIF。
  また、各パターンについて、PICファイルおよび、マスクパターンも用意し
  てあります。必要に応じで各自で参照ください。





○その他もろもろ

 実は、構想段階の企画とはビミョーに方向性がずれてしまいましたが、まぁ、

これはこれでよろしいかと。それにしても、自分のドット絵力を無視したとして

も、二値絵というのは難しい。まさに、職人技がモノをいう世界、という感じで

すかね。

 ちなみに、編集部(昇)の作業方法はというと、必要に応じて、こちょこちょと

プログラムを組みながら、

        0:*.PT4から、6万色PICへコンバート(「てぺ」等でも可能かと)

        1:PIC画像を64×64よりちょこっと小さいサイズに拡大

        2:PIC2CUT.Xを使って二値化(二値化の方法は好みに応じてどうぞ)

        3:二値化されたデータを手作業でブラッシュアップ

なんてことをしていました。愛が足りないので、CDのプロンプトがかなり弱いの

ですが、勘弁というか、もっといいヤツの投稿をお待ちしております。というか、

みなさんよろしく。

 別に64×64ドットだとか、携帯電話の待ち受け画面のサイズとかを気にす

ることなく、打ち込まれた二値データって、スゴク重要だと思うのです。ヘッポ

コな例えでスミマセンが、フロッピーのコピー時に、

                         

って表示があると、チョコッと、嬉しいですよね。なお、このパターンも「ドラ

イヴトレイアイコン。より/澤田友伸」を元に製作しました。

 澤田さんとdummy.x.さんには、本当に感謝!





 最後に。ポケステだとか、ビジュアルメモリだとか、腕時計型うんたらだとか

エトセトラえとせとら。…などと、世の中には、結構、低解像度で狭い二値ディ

スプレイって見かけます。今スグ、アレソレ出来なくとも、そんなディスプレイ

で何か動かす技術的かつ財産的準備になれば…。なんてコトを今している腕時計

(32×32ドット)を見て、思ったり、思わなかったり。





 もちろん、このコーナーは「すべて自由」を基本精神とします。「二次的」と

いえども、手を動かし、公開し、共有するコトをモットーとしてますから(仮に、

何等かの都合があった場合は、個別対応ということで)。


 待ち受け画面サンプルは、F502i(カラーiMODE)のモノを収録しています。他

の機種と絵の映り方等が違う場合があります。ご了承ください。


 今月も、電脳倶楽部読者でスグにアレコレ出来る人は、数十人程度かな。等と

思いますが、まぁ、ボチボチと行きたいと考えておりますので、ひとつ、今後と

もよろしく。

 そうそう、この実験コーナー。来月も、違ったコトをやりたいな、等と考えて

はいるものの、予定は未定なのでした。では、また、来月。





(EOF)